解決済:NURO光の通信品質が劇的に改善した話

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NURO光を利用してテレワークをしている方から、通信品質に関する相談を受けました。
なんだかパケロスが酷そう。

【事象の詳細】
■発生していた事象
・ビデオ通話が頻繁に固まったり途切れたりする。
・SSL-VPN接続が頻繁に途切れて、VPN経由のデータ転送が途中で止まってしまう。
・インターネットの速度は十分に出る。(最大450Mbps程度)

■ネットワーク構成
NUROのONU一体型ルータ(NSD-G1000T)とPCをLANケーブルで直結。
下の画像はマニュアルから抜粋。
ネットワーク構成

■原因切り分け
・PC内のセキュリティソフトを無効化⇒解決せず
・ビデオ通話やSSL-VPNアプリの再インストール⇒解決せず
・ルータのファイアウォール設定を無効化⇒解決せず
・LANケーブルを交換⇒解決せず

切り分けを経て、PC側に原因は無さそうだと判断したので、利用者からNUROに対して問い合わせてもらうことにしました。


【解決】
NUROのサポートに問い合わせたら、なんと一発で問題が解消しました。
サポート「ルータに挿さっているLANケーブルの差し込み口を変更してみていただけますか?」
というわけで、PCを直結するポートをLAN1からLAN2に変更したところ、各事象が改善しました。
よかったよかった


【どういうことなのか】
解決したそうなので、利用者に対する追及はしませんでしたが、少し気になるので調べてみました。
ポートを変更して解決したということは、ポートに何らかの問題があったということです。
ポートの故障かもしれませんが、今回は別の可能性を疑ってみました。

●NSD-G1000T 取扱説明書

マニュアルの「6.5. 通信インターフェース仕様」によれば、LANインターフェースの仕様は一般的な10/100/1000BASE-Tのようです。
しかし「4.2. パソコンと有線 LAN で接続する」によれば、「ヒント:LAN 端子(LAN1)に接続すると、本機の最大通信速度で通信が可能です」と記載されているため、LAN1のみ特別な仕様があるようです。

4.2. パソコンと有線 LAN で接続する

そして「2.2. 背面:操作ボタンと端子」をよく読むと、LAN1のところだけ「2.5GBASE-T」、いわゆるマルチギガビットイーサネット(mGig)の仕様になっていることがわかります。

2.2. 背面:操作ボタンと端子

マニュアル上の食い違いはさておき、LAN1での通信品質の悪さは、mGigに起因するパケットロスだったと想定されます。
もし仮にPC側がmGig未対応でも、ルータ側がオートネゴで取り持ってくれて、その結果通信はできているのだと思います。
そして、品質の悪さは何らかの通信処理上の問題なのでしょう。

なお別の製品ですが、Catalyst9000シリーズではmGigに関するバグが報告されているので、NUROも似たような話なのかもしれません。
●マルチギガビットイーサネットポートに接続されたデバイスのFCSエラー、入力エラー、またはパケット損失について

ちなみに、ポート変更後のスループットは聞きそびれました。
もしかしたら以前よりも下がったかもしれませんが、果たして。