猫には9つの命がある【海外アニメ雑記】



ミラキュラスに登場するヴィラン「タイムブレイカー」は、自身の手で触れた相手の命を吸収して、タイムスリップのための力に変換する能力を持ちます。
そのタイムブレイカーがシャノワールから時間を奪った際のセリフがこちら。

「うわ すっごい 一気に6分もたまった」
「1人で9人分だよ」
タイムブレイカー「1人で9人分だよ」



その後、数分前にタイムスリップしたレディバグが、数分後に命を奪われるシャノワールに心配をして声をかけます。

「あなたの命が危ないの!」
「どの命?」「9つあるけど?」
レディバグ「あなたの命が危ないの!」
シャノワール「9つあるけど?」


これらの一連の発言は、「猫には9つの命がある(A cat has nine lives.)」という言い伝えに基づきます。

日本ではさっぱり馴染みのない言い伝えですが、欧米ではよく知られた言い伝えであるようです。
英語版Wikipediaの記事でもしっかり言及されています。


According to a myth in many cultures, cats have multiple lives. In many countries, they are believed to have nine lives,

↓↓↓Google翻訳↓↓↓

多くの文化の神話によると、猫には複数の生命があります。多くの国で、彼らには9つの命があると信じられています。



この「猫には9つの命がある」をネタにしたエピソードといえば、ルーニー・テューンズの「悪魔の呼び声(Satan's Waitin')」があります。
シルベスターが地獄の悪魔に「命は9つもある」とそそのかされ、トゥイ―ティーを追いながら次々と命を落としてしまいます。
あらすじだけ聞くとちょっとショッキングな印象もありますが、シルベスターが勢いよく死んでいく様は非常に滑稽で笑えます。


トムとジェリー ショーにも、「ネコの魂 9つまで(Ghosts of a Chance)」という似たエピソードがあるようです。


どちらのエピソードでも、残りの命が1つになった途端にすごく臆病になるのが滑稽ですね。普通は命は1つなのですが。